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警察官の階級と役職


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警察官の階級と役職

警察監の階級は、警察官の規律を守り、緊急事態発生時に、
直ちにその場にいる者の中で最上級の警察官が、
指示を出せるようにするため、階級制がとられているそうです。
刑事さんであれ、機動隊員であれ、必ず階級はあります。

階級の順番は、
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→
→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
となっています。

●巡査

全国都道府県の警察官採用試験を受けて採用された警察官の最初の階級。
ノンキャリアな警察官が、最初に通る道。

試験合格後、警察学校に入り無事卒業すれば
一番最初に、巡査として交番勤務に就くこととなります。
一定の交番勤務の後、業種に対する適正や、
部署などの希望を聞いた上で、改めて配属先が決まります。

警察官としては、最下級。いわゆる交番のお巡りさん。

※巡査の役職

小さい警察署→ 係員
大きい警察署→ 係員
小さい県警本部→ 係員
大きい道府県警察本部→ 係員
警視庁→ 係員

機動隊→ 隊員

●巡査長

この階級は実際の警察官の階級とは違い、
巡査経験の長いものに与えられる階級。
十年をめどに、巡査部長になれない場合与えられる階級です。

一般的に、役職は係員として巡査と同様に扱われるそうですが、
指導員という立場になることもあります。(宮城県など)

●巡査部長

巡査着任後、最初の昇任試験が巡査部長の昇任試験となります。

採用時の学歴の違いにより、受験資格も変化しています。
大卒は巡査配卒後一年、短大卒は三年、
高卒は四年の実務経験が必要となっていて、
学歴の違いにより、昇任試験を受けられる様になるまで、
年数に差があります。

また、国家公務員Ⅱ種試験合格者は、この巡査部長からスタートすることになっています。
これらの人たちは、俗に「準キャリア」と呼ばれています。
準キャリアは、年功序列に昇進できるため、最高では警視長まで昇級出来る様になっています。

※巡査部長の役職

小さい警察署→ 主任
大きい警察署→ 主任
小さい県警本部→ 主任
大きい道府県警察本部→ 主任
警視庁→ 係員
警察庁→ 係員

機動隊→ 分隊長

●警部補

巡査部長着任後、次に受けるのは、警部補昇任試験となります。
これも巡査部長昇任試験と同じく、受験資格が、学歴によって異なります。
大卒で一年、短大卒二年、高卒四年となります。

警察庁によって採用される国家公務員Ⅰ種試験合格者(=キャリア)は
採用後、この警部補からスタートとなります。
そのうえ、三ヶ月の初任幹部課程、九ヶ月間の警察署での実務の時点で警部に昇進。

※警部補の役職

小さい警察署→ 係長
大きい警察署→ 係長
小さい県警本部→ 係長
大きい道府県警察本部→ 係長
警視庁→ 主任
警察庁→ 主任

機動隊→ 小隊長

●警部

この警部昇任試験の受験資格が、警部補合格より四年の実務経験になり
学歴による差が無くなります。またキャリア組は、三ヶ月の初任幹部課程、
九ヶ月間の警察署での実務の時点で警部に昇進する仕組みになっています

警部昇任試験に合格した警部補、国家公務員採用上級試験に合格した警部補は、
警察大学校にて、上級幹部として必要な教育訓練を受けてから、警部へ昇進となります

※警部の役職

小さい警察署→ 課長
大きい警察署→ 課長
小さい県警本部→ 課長補佐
大きい道府県警察本部→ 課長補佐
警視庁→ 係長
警察庁→ 係長

機動隊→ 中隊長

●警視

警視から上の昇任はすべて選考となり、キャリア組は、25~26歳ほどで警視になる。
警視とは小さい警察署の署長ぐらいの階級で、
ノンキャリアでここまでくれば、大したものです。(つまり滅多にある事ではない、ということです)

※警視の役職

小さい警察署→ 署長
大きい警察署→ 副署長
小さい県警本部→ 課長、次長
大きい道府県警察本部→ 課長、次長
警視庁→ 課長・管理官
警察庁→ 課長補佐

機動隊→ 機動隊長(警視庁警備部第一機動隊大隊長は含まず)

●警視正

ほとんどノンキャリア出身者はいない様で、 大半はキャリヤ、準キャリア組みによって占められています。
大きな警察署の署長は警視正クラス。警察学校長は警視正となっています。

※警視正の役職

大きい警察署→ 署長
小さい県警本部→ 部長
大きい道府県警察本部→ 部長
警視庁→ 参事官・課長
警察庁→ 室長・理事官

機動隊→ 警視庁警備部第一機動隊の大隊長

●警視長

警視長は上級階級で、 警察法施行規則において、
警視長(警視正をふくむ)は545人と決められているそうです。
小さい県警本部の本部長は、警視長。

※警視長の役職

小さい県警本部→ 本部長
大きい道府県警察本部→ 部長
警視庁→ 部長
警察庁→ 課長

●警視監

警視監の人数は決まっていて、20人ほど。
ほとんどがキャリア組みですが、まれに準キャリア組みもなれることがあります。
この20人の中から、のちの警視総監、警察庁長官が選ばれることとなります。
政令指定都市のある9府県の本部長は、この警視監。
また、警視庁ナンバー2、副総監は、この階級。

※警視監の役職

大きい道府県警察本部→ 本部長
警視庁→ 部長
警察庁→ 局長・審議官

●警視総監

警察官の階級としては最上級である警視総監。
警視庁の警察本部長であり、東京の警察の本部長として
最も高い位になっています。階級と役職が同一。

※警視総監の役職

警視庁→ 警視総監




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海月くらげコワレ処管理人

投稿者プロフィール

コワレ処管理人。群馬県在住の社会人。工藤フリークな平次と、萩松好き。コナンサイトは2000年1月2月より運営。コナン、タイバニ、ガンプラ、文具好き。ワタル・トルーパー世代。ほしいものリスト

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