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萩原君のお仕事関連ミニデータ

一言で言うと、マニアックなデータ集。
萩原君の仕事を、ファンとして解説してみたコーナー。


1.機動隊について

萩原君は、名探偵コナンのストーリーの中では、
警視庁警備部機動隊の中にある爆発物処理班に所属しています。

機動隊は主に、災害警備(自然災害、火災・爆発などによる大規模災害)、
雑踏警備(祭りやイベントなどの警備)、その他要人警護 と言ったものが主な役割です。
一昔前の、大規模なデモへの警備の類は、最近は少なくなっています。

それでも、例えば外交的問題が起こり抗議行動が起こっている大使館の警備や、
祭りなどの雑踏警備、年末等の交通関連の取り締まりに駆り出されたりなど、
色々と仕事はあるようです。
たまに夜通し警備と言う場合や、突発的な事件で夜中も警備が必要な状態になると、
地面や輸送車の中で、毛布にくるまって泊まりがけ、なんて事もあるそうです(^^;)

また、聞いた話では、結構訓練も厳しいそうです。
フル装備でマラソンしたりとか・・・色々と(^^;)
そんな所にいるわけですから、萩原君も松田君も
体力作りは、しっかりしているはずです。
(体力作りちゃんとしてないと、訓練にすら、ついていけないでしょう(^^;))
ちなみに、隊内での上下関係が非常に厳しく(先輩後輩の立て分けも厳しい)、
機動隊の雰囲気は、いわゆる体育会系です。

なので本来、仕事中に私用電話掛けるなんて以ての外(笑)
しかも解体作業中にそんな事したら、普通なら確実に怒られます・・・松田君(^^;)(笑)


先輩後輩の立て分けも厳しい機動隊ですから、萩原君と松田君は同期でないと、
かなりの違和感かと。なので、個人的に同期決定(笑)

普通の警察官もそうですが、警察学校に入った後、
交番勤務を経験してから、それぞれ適正のある所に割り振りとなります。
なので、萩原君や松田君も一度は交番勤務経験有るかも知れません。
(松田君と萩原君のお巡りさんな格好・・・見てみたいかもv(笑))

ただし、闘争激化の時代には、交番勤務などすっ飛ばして
いきなり機動隊配置なんて事も、あったようです。(^^;)
なので一概には言えませんが・・・。

2.警視庁における機動隊の構成

警視庁には、第一機動隊から第九機動隊、そして特科車両隊の
計10隊の機動隊(これらは大隊編成になっています)があります 。

全国の常設の機動隊員(通常の機動隊)は、約1万名。
その中でも警視庁の人員は
常設の機動隊員は約4000名ほどと、大規模な構成になっています。

その他、
特別機動隊員(臨時編成の機動隊のこと。)と
管区機動隊員(管区警察局単位で、部隊編成を行う機動隊。
都道府県の壁を越えての応援部隊派遣を容易にするため設立。
機動隊としての熟練度は、特別機動隊よりは上)
を合わせると、3万人となります。


各機動隊のの構成は、警備実施要則では
分隊・・・隊員10名と指揮官で編成
小隊・・・3個分隊で編成
中隊・・・3個小隊で編成
大隊・・・3個中隊で編成
連隊・・・3個大隊で編成
と、定められています。

しかし実際は、少々ばらつきがあるようで、 警視庁の場合、

分隊・・・隊員7〜8名で1個分隊を編成。分隊長は巡査部長。
小隊・・・小隊長と伝令、通信、それに3個分隊を加えた状態で編成。
      小隊長は警部補。1個小隊は23〜25名程。
      通常は1個小隊でバス1台配備となっている。
中隊・・・3個小隊と、中隊長で編成。中隊長は警部。約70名。
大隊・・・警視庁での1個機動隊がこの単位。
      6個中隊と隊本部にて構成。機動隊長は警視。(第一機動隊のみ警視正)
      1個機動隊の定員は約320名。
      (第一、第六機動隊と特科車両隊はこの限りに非ず)

と、上記のような構成になっている模様。
ちなみに、機動隊員もれっきとした警察官ですので、
階級は、通常の警察官と同様です。

3.爆発物処理班について

爆弾処理を専門に行う部隊が「爆発物処理班(若しくは爆発物処理隊)」です。
警視庁や各県警の機動隊に個別に存在しており、
最近では、テロ事件などの対処のため、訓練強化の傾向にあります。

爆発物処理班の仕事内容については、
その自治体の規模により、多少ばらつきがあります。

昔は、爆発物処理班だけでなくどんな部隊でも、
機動隊としての警備の仕事と、専門的な仕事の両方をこなしていたそうですが、
警視庁などの大きい警察にある部隊では、
爆発物処理班の当番隊としての待機と、 訓練が主な仕事になっているそうです。
訓練内容も様々な内容になっており、最近では科学テロなどに備えて、
専門的な訓練もやっているそうです。

警視庁に存在する爆発物処理班は、複数の部隊があり、
24時間、365日、交代制で出動に備えて待機しています。

略称「EOD」。爆発物処理隊(Explosive Ordnance Disposal team)の略です。

爆発物処理班は、機能別部隊の一つとして、 各機動隊の中で組織されており、
必要に応じて、合同部隊として行動するとのことです。

1970年代、各機動隊に設置されるようになった部隊だそうで、
昔(1970年前半頃)は、かなり装備がお粗末だったそうですが、
1970年代後半以降、装備品もしっかりしてきた模様。

ちなみに、松田君が着ていたのは防爆防護服といわれるもので、
万一爆発物が爆発しても、ある程度の規模の爆弾までなら
最低限、命は守れるという物です。

松田君曰く
「爆発の熱風から身を守るため、寸分の隙間もない構造。
 各処理ポケット金属製の防護板収納。大がかりな装備のため、
 一人での着脱は無理。重量は40キロもあり、
 防護服の中は冬でもサウナ状態。
 というわけで、5分以上の着用はかなりキツイ」
とのこと。実際どんな物なのかは資料がありません(^^;)

また爆発物処理の部隊は、爆発物処理筒車や
爆発物処理用具運搬車(爆発物処理車)を積載しています。
処理車は、トラックを改装した車両で、処理に使われる機材一式を運んだり、
爆発物を安全な場所まで輸送する設備を整えているとか。


たまにニュースで、爆弾の冷凍措置を執る処理班の人の映像を見かけますが、
あれは爆発物を液体窒素で冷却処理することにより処理する方法です。
日本では、簡易的な爆弾も多いようで、よく使われる処理方法らしいです。
精密に設計された高度な爆弾ともなると、
この手が使えない場合が有るみたいですが・・・(^^;)
(コナンにおける東都タワーの例では、この手は「状況的に」使えません(^^;))

4.服装について

・機動隊の一般的な服装

お祭りやイベントの雑踏警備など、ソフトな警備を行う場合、
いわゆる「お巡りさんの制服」状態で警備をします。
良く知られている機動隊の服装ではありません。

デモ規制や、大がかりな警備を必要とする場合などは、
コナンスペシャルで出てくるような、青い出動服に、
透明のバイザー付きのヘルメット、防炎マフラー、出動靴、大盾などを装備しています。

・萩原君の装備品

ちなみに、松田君や萩原君が装備していた、
黒い防弾チョッキのようなプロテクターは
爆発物処理班のみの装備品のようです。
警視庁のサイトに今現在、機動隊の仕事模様のページがありますが(警備部の箇所です)、
このページに、黒いベストのような物を付け、出動服の上着の裾を
しまい込んでいる機動隊のメンバーの方が
不審物を処理している光景の写真があります。

通常の隊員の場合、出動服の裾は仕舞わずに出したままになっており、
裾に隠れた状態のベルトに、水筒やら簡易消化器やら
色々な備品をぶら下げたりします。

スペシャルで松田君や萩原君が、襟元にしていた白いマフラーは絹製。
絹は燃えにくい特製があるため、顔面や首周りの火傷防止用として
機動隊員は装備しています。(気温が高い季節は暑いです、当然(^^;))
また、包帯代わりに使うこともできるとか。

通常の機動隊員も着用している、青の出動服(萩原君が着ていた制服の事)は、
別名乱闘服とも言われ、 防水難燃加工が施してある丈夫な服です。
黒い篭手は金属製。靴は、編み上げの半長靴となっています。

鉄板が入っている装備品もあるため、フル装備だと、
真冬の服に重石を付けたような気分になるとか(^^;)
冬はまだマシですが、真夏のフル装備は地獄だそうです・・・(苦笑)

・最新の機動隊員の新装備

また最近では、ワールドカップを機に、個人装備品の内
「ヘルメット、プロテクター、大盾」を新装備に切り替える様になってきています。

ヘルメットは従来の紺から濃紺になり、
プロテクターは、胸部を守るための防護ベストに加え、
上腕、もも部分などのプロテクターも追加され、
いずれも出動服の上から着脱可能です。ちなみに色は黒。
まじっく快斗で快斗君が来ていたプロテクターが、これ。

盾は、従来のジュラルミン製(金属製の盾)から、
強化プラスチックの透明盾に変更。金属製の盾は、重量が6キロとかなり重く、
視界が遮られるという難点があり、透明の軽い強化プラスチック製になりました。

ニュース番組(確かプラス1だったような・・・(うろ覚え))で聞いた話では、
従来のジュラルミン製の盾の裏側に イラストを描いたり、
写真を貼ったりしていた隊員もいたそうですが、
機動隊の盾が、強化プラスチック製の透明盾になった事により、
それが出来なくなった、と言う話もありました(笑)

装備品全体の重さは、旧装備より約1.3キロ軽くなり、約10.6キロに。
約10億7000万円をかけ、約8600式を全国に配備したとのことです。
(2002年3月当時の話です)

5.殉職者の慰霊祭について

ちょいと暗いお話ですが、殉職者の慰霊祭について。

警察関係では、毎年殉職者のための慰霊祭が行われています。
各都道府県で行われる物と、全国規模のものとがあり、
毎年秋に合同慰霊祭が行われています。

合同慰霊祭では1874年の創設以来の殉職者が合祀されています。

6.機動隊の宿舎に関して

たまたま行き着いた某機動隊体験記のページで、宿舎云々の話が出ていたので
調べてみたところ、警視庁の機動隊は、宿舎がある模様。
大隊単位で宿舎が建設されているようです。

まぁ、非番の時でも大事件が起これば、即行で出動しなければ行けない職業ですし、
団体行動が基本な機動隊ですから、至極納得(^^;)
爆発物処理班も、機動隊の中に存在する部隊ですから
萩原君や、機動隊時代の松田君は
宿舎にて生活していてもおかしくありませんが、全寮制なのかは不明。

7.所属する隊について

正月スペシャルで、松田君が乗っていた車両には
新宿ナンバーのナンバープレートが着いていました。
なので、「新宿ナンバーに該当する地区の管轄を任されている隊」所属とも考えられます。
ちなみに、機動隊の駐屯地は以下の通り

第一機動隊・・・千代田
第二機動隊・・・墨田区
第三機動隊・・・駒場
第四機動隊・・・立川
第五機動隊・・・市ヶ谷
第六機動隊・・・城南地区・羽田空港
第七機動隊・・・多摩
第八機動隊・・・新宿
第九機動隊・・・江東区
特科車両隊・・・市ヶ谷(第五と同じ)

コナンに登場する米花町は架空の土地なので、
松田君や萩原君の正確な所属は分かりませんが(^^;)

 

 


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