Book Descriptionによる、商品解説
???情報技術についての大胆な声明書。 ???この10年間というもの、テクノロジーのバブルが崩壊してからでさえ、専門家やコンサルタントや思想的リーダーたちは、情報技術はビジネスの成功の決め手であると主張してきた。 ???しかし、ITのエキスパートであるニコラス・G・カーは、雄弁で挑発的な本書のなかで、こうした従来の説を真っ向から否定する。彼によれば、ITはパワーが増すにつれ、戦略の手段としての重要度が低くなる。かつてはビジネスで優位に立つための手段だったITが、今やビジネス・マネジメントと深く関わる「ビジネスコスト」となったというのである。 ???カーのこの見解はすでに「ハーバード・ビジネス・レビュー」誌上で発表され、激しい議論を巻き起こした。その記事をさらに発展させた形の本書は、ビジネスにおけるITの役割は変化し、その影響は均一化しているのだと説明。説得力のある語り口が読者を圧倒する。 ???カーは歴史上の事実と現代の事例とを鋭く分析し、IT革命が鉄道革命や電力革命といった過去のテクノロジー革命と類似していることを証明。そのうえでこれからのITマネジメントのあり方について述べ、重要なのは革新や投資よりもむしろコストコントロールとリスクマネジメントであると主張する。さらにより広い視点に立ち、ITとビジネスの戦略や組織化、テクノロジー産業との関わりを考察する。 ???現代のきわめて重要なビジネス現象の常識を根本から覆す本書は、「ITの未来」論争における重大な指標となるだろう。 |