■スルース 【探偵】
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購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: 二人だけのゲーム 世間の評価は分かれているみたいだが、好き嫌いだけでいうと私は好き。アンドリュー(M・ケイン)のセリフがまた実にイヤミ。対するマイロ(J・ロウ)は前半ややおされ気味。アンドリューの圧倒的な勝利かと思われたところ、後半怒涛の展開に。妻を巡るバトルが、妻そっちのけ、男×男のパワーゲームに変わっていくのが見どころ。ジュードが小悪魔的な妖しい色気全開でくれば、マイケルも大人の余裕で対抗。主導権を争ううちにあっけなく終幕が。どちらが勝者なのか、はたしてそれは真の勝利といえるのか…モヤモヤ感の残るほろ苦い終わり方。観る人によっては解釈が違ってくる。どこまでがゲームのための嘘で、どこからが本音なのか断言するのは難しい。それがこの作品の魅力であり、また破綻の原因であるのかも。 オリジナルの面白さを期待するのは無いものねだりか。 前から今作の事は気になっていた。なにしろ、あの「探偵スルース」のリメイクである。オリジナルは、「ミステリーマガジン」誌がかって企画した20世紀ミステリー映画史上ベストテンで栄えある第1位に選ばれていて、イギリスの階級社会の嘲笑と憎悪を背景にした二転三転するゲーム性に富んだ頭脳戦が今も記憶に残る傑作だった。今作では、オリジナルとは立場を替えて、マイケル・ケインが作家役で再登場し、ハロルド・ピンターが脚色を手掛けたと言う。まずは、期待と不安が相半ばする状態で対峙した。 で、結論を言えば、残念ながらやはりオリジナルは余りに偉大であったとの感が強い。インタビューで監督のケネス・ブラナーやケインが飽くまでもこれは別物、リメイクではなくリスタート版と語っているし、少なくとも中盤までは(映画に習うならば第2ラウンドまでは)同じ展開ながら、両作品はことごとく肌触りが違う。 舞台になる作家の屋敷は、迷路の庭園、古城のような外観、部屋のインテリアも様々なゲームに囲まれていた前作から、エレクトロニクスを駆使した冷たいメタリックとコンクリートの要塞の如きに変わり、作家のキャラクターも、気品と優雅さに影に潜む辛辣で悪意なユーモア・センスから、直截、攻撃的でサディスティックなものとなっている。 この時点から既にピンター版らしく、暴力的でセクシャルなムードが窺え、そこから終盤に駆けては前作とはまるで様相が異なる展開となるのだが(真のオリジナル舞台と同じ流れらしいが)、悲しいかな、さほどサプライズでもない。上手く出来ているがワクワク感が徹底的に不足しているのだ。 M・ケイン、偉大なり お2方の不満もよくわかりますが、 オリジナルを見たことのある者にとって、 どれほどこのリメイクに驚かされたことか! そして大好きなM・ケインの、毛1本、しわ1つまで 計算されているかと思ってしまうほどの名演! 「ダークナイト」あたりでも、相変わらずの巧さを 見せてくれましたが、彼がこれだけ堂々と主役を張るのって 本当に久しぶりのような気がする。 新旧美男俳優対決の妙 オリジナルは未見ですが、オリジナルでティンドルを演じたマイケル・ケインが、リメイクではワイクを演っています。こういうのも面白くていいね。30年くらいしたら、今度は、ジュード・ロウがワイクを演じて新人俳優と再リメイクしたりしてね。(笑) 物語は、全体がふたつのパートに別れています。前半は老作家が自分の家に妻の愛人を呼び出し、彼に家に保管してある宝石の強奪を持ちかける話。後半はその数日後、老作家の家で殺人が行われたとして地元の刑事が訪問してくる話。 物語はほとんど観客の目の前でリアルタイムに進行していきますが、この前半と後半の間には省略された部分があり、それが刑事の訪問によって大きなサスペンスを生み出すことになります。その省略された部分で何があったのか? 老作家は何を隠しているのか? 刑事はどこまで真相を知っているのか? 物語はここからさらに二転三転していきます。 映画の見どころは男ふたりが互いの意地とプライドを賭けてゲームを仕掛ける部分であり、そこで見られる丁々発止の駆け引きや鍔迫り合い。 緊迫したサスペンスで笑いの部分はありませんが、川島雄三の「しとやかな獣」を連想。限定された室内空間の中で、カメラは縦横無尽に動き回る。 先の読めないストーリーで、最初から最後ハラハラし通しでしたが、個人的には終盤の展開が、少々安易かなと感じました。また、ゲームである設定上、無理にハッピーエンドにする必要はないけれど、キッチリした論理的な結末の方がよかったかな。 ジュードもかっこいいけれど ジュード・ロウのかっこよさ、もちろん予想通り! しかし、サー・マイケル・ケインの色っぽいことにうっとり。大人の魅力です。 ほとんど2人のみの登場人物が積み上げていく緊張感が、見事。 特に前半は引き込まれます。 それが、中盤から少しだれるのが残念かな。 2人は、登場しないある女性の夫と愛人という関係。 しかし、最初は重要に思えるその関係は、次第に2人の自我の衝突のきっかけでしかなかったように思えてくるのです。 しかし、最後に… ケネス・ブラナー監督はシェイクスピアの舞台の映画化にすばらしい手腕を発揮したと思います。舞台には無い広がりが、「から騒ぎ」「ハムレット」にはありました。 が、この映画は、とても舞台的。 この閉塞感が、ねらいならすごいけど。 |
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