■天皇のロザリオ 下巻 皇室に封印された聖書
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購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: 私たちが見たくない一面の真実 断片的な日本の近代についてのいくつかのイメージや仮説があるわけですけど、私たちはそれ以上のsynthetisの作業には踏み込むことはありません。その危険な領域にまで踏み込んだのこの作品です。そのモティーフは、キリスト教の日本への侵入とそれへの抵抗とcollaborationです。歴史書ではなくドキュメンタリーというものでもありません。たくさんの書物をこの角度から読み直して、そこに著者が直感から得たデザインと推理を補強する状況証拠を探した作品です。でも状況証拠の積み重ねは、選択的でわかりにくく、強引な部分もあります。しかし、この孤独な作業によって浮かび上がらされた近代特に戦後日本の姿は、あまりにもグロテスクで目を背けたくなるほどです。確かに日本は大量の改宗が起きなかったという意味ではキリスト教の侵攻を防ぐことに成功しました。しかし一神教の相手はもっと上手だったというわけです。特に皇室の周辺に徘徊することになった多数のキリスト教コネクションの人々の姿と彼らの果たした役割はどう形容したらいいのでしょうか。godでもなく神でもなく、多神教のカミに日本の根源を求めるというのは、著者の最後のかすかなよりどころです。 |
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