■貧乏人は医者にかかるな!―医師不足が招く医療崩壊 (集英社新書)
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購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: 問題の理解に役立つ 医療の問題を理解したくて読みました。 医師不足の問題と原因が書かれていて参考になりました。 「今後こんなふうに問題は悪化するだろう」といった文が随所に ある反面、「じゃあ、これからどうすればいいのか?」といった 側面が弱いかな。ただ問題を理解するにはいいと思います。 ただ、この手の本は、いろんな本を読み比べないといけないかなーと思う。 医者が余っているなんて嘘です。 人口あたりの医者の数で日本は先進国ではありません。国家は国民の 健康をはじめとする、安心と食をはじめとする安全を供給、保証することが 国の責務だと思います。 病気になって辛いときに安心して、いつでも病院に罹る事ができて、経済 的にも保険で標準の医療を受けられるはずでした。 しかし、最近の報道を見ていると、小児科、産婦人科など、国の将来を 左右する病院が医者不足になっているとされています。 なぜ、医者が不足しているのか、今、日本の医療は何が問題か提案して いる本です。 医師不足は一体誰が招いたのか? 根源的命題に「医療費は抑制すべきか?」という問いがある。 病気は予防第一であり、早期発見・治療が医療費を低減する一方で、 不幸にも病気やケガに見舞われた時の充分な診療、手厚い看護は誰もが望むところである。 予防医学を敷延し医療費を抑制しようとする政策の一方で、疾病に対し充分な医療費を投じ 国民の生命を守ろうとする政策は「医療費」の観点から一見、矛盾しているようで、 本来は両立すべき医療政策である。 「予防」と「治療」への政策認識を混同して(させて)、「医療亡国論」を振りかざしてきたのは、 他ならぬ厚生省であり、その失政を責める声を医療現場で聞かない日がない。 政治の誤謬を激しく責め立てるのは、昨今のマスコミの得意分野だが、 その大衆迎合的な尻馬に乗って厚労省をこき下ろす医療者は多い。 確かにA級戦犯は厚労省かも知れないが、本当に彼らだけに責任があったのか? 高度経済成長やバブルに国家を挙げて心酔していた日本人は、 果たして本当の高齢化社会の到来を洞察していたのか? 人口構成を見るとベビーブーマーが高齢化すれば、社会保障費が高騰するのは中高生でも想像がつく。 私自身20年来「医師数が増えて何の問題があるのか?」と周囲に問うてきたが深刻に回答する医療者は皆無だった。 医療が崩壊し始めてから医学部の定員を増やしても、彼らが一人前になるのは10年先のことだ。 日本はこの先長い「医療砂漠」をあえぎながら歩き続けねばならない。 「医師不足」を軸に医療崩壊の真相と医療失政を追及する著者は医師ではない。 公平な視点と冷静なデータ解釈に基づく論理は、現場を熟知しながら 医療を客観視できる著者ならではの説得力があり、秀逸である。 難点を言えば、第4章の虫垂炎の記述に誤解がある。 誤診率が15%というのはCTや超音波の普及率の高い日本には当てはまらない。 他項が精確なだけにもう少し緻密な検討ができなかったのかと惜しまれる。 医療崩壊の足音を正確に聞き取るための一冊 本書は、国の医療政策に翻弄され運命を変えられた、医療情報研究研究者による医師不足時代の原因分析と為しえる対策の提示の書である。 本書の概要を意訳すれば以下になる。 医者が増えると患者が増える、すると医療にかかるお金が増える。国家財政からの持ち出しが増える。それは拙い。そうだ医学部の定員を減らせば、医療にかかるお金が減らせる。日本の財務官僚の頭が良いのか悪いのか。 映画の赤ひげ、白い巨頭の財前教授、手塚治虫のブラック・ジャック。こんな医者は物語には必要であっても、街には必用ではない。通院できる地域に、並みの腕を持ち、街に暮らす医師が必要なのである。そして、大きな街にはより専門的な医師がいることが。 しかし、もうそんな世界には戻れない。医師を育てるには時間がかかる。少子化で子供も少ない。少ない子供から医師にばかり人は回せない。 医科医師の不足による医療崩壊、歯科医師の過剰による歯科医療経済の困窮、計画経済は不能にしてももう少し早く政策転換を行うことは可能だったと思われる。 医療崩壊の足音を正確に聞き取るための一冊です。 貧乏人は医者にかかれない! 医療には金がかかる。金をかけないためには医者を減らせば良い。 厚労省は意図的に医者の数を削減してきた。その成果は上がり、先進国の中では医者の数が少ない国の一つになった。 他の医者の少ない国と同様、医療崩壊の国となった。 現在の日本の医療崩壊の原因を医者の数を中心に解説した本である。 貧乏人は医者にかかるなではなく、かかれない時代の到来がすぐそこまで来ている。 読んでいて背筋が寒くなる内容である。 しかし、このような体制を誰が望んだのであろうか? 現在の医療制度を考える上では必読の書と言えよう。 |
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