■ウォール街の崩壊―ドキュメント世界恐慌・1929年〈下〉 (講談社学術文庫)
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購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: 大恐慌襲来! 経済学的な観点からではなく、とにかく多数の登場人物を配し、 (正直、途中から登場人物表が欲しくなった) 彼らが世界恐慌に巻き込まれた姿を映像タッチで描くことにより、 読者にリアルな手触りを感じさせることに成功しているドキュメンタリー。 そういうスタイルであるからして、やや書き振りは大げさかもしれない。 本書はその第二巻。いよいよページの半ばから大恐慌が始まり 現在と違い、サーキットブレーカーも備わっていない 荒れ狂う市場の姿が生々しい筆致で描かれている。 1929年NY証券取引所の大暴落を描く 下巻は1929年7月末から運命の10月24日木曜日、その後に始まった大恐慌の国内外への影響、そして多彩な登場人物たちのその後を描写している。やはりクライマックスは大暴落の始まった10月24日その一日の動きなのだが、願うような楽観論も週明け28日月曜の再暴落、恐怖が恐怖を呼んで翌29日も暴落、この本は書く「1929年10月29日、アメリカの死んだ日に」と。この不況はひどいものだった。まだ社会保障が整っていない時代に職を失い、財産も預けていた銀行が倒産、投資した株券も紙くず同様になり、借金だけが残った家族は住む家さえも取られてしまった。わが国でもバブルの崩壊を経験したが、その厳しさはこのときに比べればまだ楽な方だといえよう。 バブルという言葉はここから生まれた 1929年、アメリカ株式の大暴落を扱った本。ドキュメンタリーなのだけれど、ほとんど小説とも言えるストーリには読み応えがある。証拠金取引の恐ろしさや、バブルの最中で加熱していく群集心理の描写がとても興味深かった。 下巻の表紙の写真は「株価大暴落で全財産を失い、街頭でりんごを売るかつての百万長者」・・・この写真が暗黒の木曜日のすさまじさを象徴している。 |
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