■中原昌也 作業日誌 2004→2007
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【中原昌也 作業日誌 2004→2007】を
購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: 祝・ドゥマゴ文学賞受賞☆ 彼の小説、映画評は愛読しているが、個人的には本作が最もおもしろく、ぐいぐい引き込まれ、相当な文字量をものともせずに一気に読んだ。彼の文章につねに出てくる苦しさの吐露は、短い文章で読む分にはちょっとしたユーモアに見えたりもするのだが、本書では実感が切実に迫ってくる(もちろん天性のサービス精神から誇張している部分はあるにせよ)。そしてその苦しさ・辛さはいま(近代?)の社会に生きることの息苦しさを確かに反映しているように思えた(ちょっと違うかも知れないが、ともかく普遍的なテーマだと)。また、むしょうにもっと映画を観たくなり、まともな本を読みたくなる本でもある(人によってはまともな音楽を聴きたくなるだろう)。著者の芸術に対する躊躇のないカネ払いのよさに影響を受け、読了後、2600円か……と思って買っていなかった『トランス=アトランティック』やら海外文学を、ケチるのが何だかしみったれで恥に思えて、まとめ買いしてしまった。その意味では、本書がよく読まれれば、ずいぶんいい社会になりそうだとも言えるかな。 おもしろ過ぎる!! この本を読んで素直に思った事は、「中原昌也365日=作品」。 帯に「毎日一日分読む事……三年楽しめます」とあるが、 絶対に無理!! こんなに面白い本、絶対三年間もかけれません!! 読んだら、この内容で2500円は安過ぎると思うはず。 この本の中には、今まで観た事も聴いた事も無いような映画、音楽が… 片手にこの本、片手でネット検索をおすすめします…! 無駄の無いお金の使い方が分かる本です!! 買う、泣く、そして。徹頭徹尾芸術家。 とにかくよく買う。労働、お金、貯蓄は不浄だとばかり、入ったギャラの分はきっちりとCDやレコードやDVDなどに交換してしまうのだから年中金欠状態なのは当然のこと。買いっぷりだけ追っていても気持ちがいい。 ライブハウスや試写室や自宅で、著者はよく泣く。これは誇張でなく本当に泣く。とにかく著者はプアでありピュアでもあるって、つまらないシャレですみません。 そして、著者はよく人に会う。編集者、作家、映画監督、評論家、音楽家、俳優……。金はくれないけれど(たまに貸してはくれるようです)、著者の仕事を評価する人は多い。世の中捨てたもんじゃない。 本人は冗談じゃないと言うだろうが、「凡庸」に安住している私からすると、すっごくうらやましい極端な毎日の記録で、「無理せずにやりたいことやっちゃおうかな、この際だから」などとよくわけもわからないやる気が出てきたりもします。 永井荷風の『断腸亭日常』をこえる、中原昌也の買い物日記。何十年か後にも残っている名著だと思います。 圧倒的な情報量 発売直後に買うと、そのままむさぼるように読んでしまった。一気に読むと、あまりの情報量にめまいをおぼえてしまうので、なるべくちょっとずつ読むことをお勧めしたい。とはいえ、一度読み始めると、もう止めて寝なきゃ寝なきゃ、と思うのに止められず、気づけば朝方まで読んでしまうこの中毒性の高さは、この日記に著者の人生のほとんど全てが書き込まれてるからだと思う。ここで取り上げられている音楽や映画、本や酒場の一部でも体感しなくては!と思わせる著者のホワッツ・ゴーイング・オンなアティテュードに本気で感動した。 笑えるけど、泣けてきた 読んでいると、CDやDVDのタイトルの膨大さにも圧倒させられるけれど、中原昌也の行動に笑ってしまった。電車で読んでいたら、笑いをこらえるのに苦労しました。面白いです。反面、闇の部分も赤裸々に綴られていて、彼が落ち込んでいる時の日記にはなにやらせつなくなってきてしまった。しかし、そんなことおかまいなしに、すんげえ面白かったです。 |
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