■港区ではベンツがカローラの6倍売れている―データで語る格差社会 (扶桑社新書 26)
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購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: 内容は浅いが、暇つぶしには良い 本書、内容は面白いですがとても浅く、飲み会のネタで「こんな話しがあるんだよ〜」「へぇ〜、面白い」と言った感じ。 実証的な研究といえば価格や売上の調査くらいしかしておらず、「データで語る」という題名はちょっと問題アリ。 アメックスクリスタルカードの有無に関する都市伝説についても 「ググってみたところ都市伝説らしい」という粗末な内容。 そもそも、ベンツという「メーカー」とカローラという「車種」を比べること自体が無意味な気もする。 ベンツだって100万円台でカローラより安いくらいのAクラスから、2000万するSクラス、4000万するMaybachまであるのだ。 新幹線や飛行機のヒマ潰しで読むにはとても良いが、格差社会に関する実証研究とはとても呼べない。 大変楽しく読み進めたものの、新書で「面白ければ良い」というわけにもいかないので、☆三つ。 この本のタイトルは「売れている!?」ぐらいの東スポ表現が適切 そもそも題名が正確性に欠ける。 出だしの章で、港区のベンツの台数を自動車検査登録協会の資料からひっぱってきて 対する港区のカローラの台数は資料がないので、東京都全体の5ナンバー車の台数に 東京都全体のカローラのシェアを掛け合わせたものを比較というではないか? これはどう考えてもフェアな比較でない。 実際には著者の推測はほぼ正しいのだろうが、タイトルにもってくるものとしては この正確性はどうだろうか? 東スポ的に「売れている!?」なら許せるが、「売れている」は不適切だろう。 マスコミ的な誇張が多く、特にこの本から学べることはないが エンターテイメントとして、テレビをみる感覚で読むならよいのではないか? まぁ まぁ 清水草一さんのフェラーリ本は面白いので、期待して購入したが、切り口が特に斬新でもなく、淡々と統計に基づいた話が続く。まぁ 脚色するわけもいかないので、面白さを期待するのがいけないのかもしれないけど。 読んだ後の感想として まぁ まぁ でした。 「格差」ではなく「ライフスタイルの多様化」 大体他の方と同じ印象。飲み屋ネタ満載。ただ、近年問題にされている「格差」とは違う気がした。芦屋は昔も芦屋だったろうし、軽井沢も軽井沢。ボートのオーナーのような金持ちは、昔もやっぱり同じ程度いたように思える。金持ちと貧乏人は、戦前も、高度経済成長期もいただろう。その生活は、別荘をもち、ボートのオーナーであったのではないか。昔はベンツはやくざの乗る車、という印象があったし、外車自体が少なかった。では格差がなかったかというと、そうではなく、ベンツ以外の車、あるいは車以外の何かに消費されていただけで、「ベンツをただの足」ぐらいに考えていた階層は、昔もいた筈である。 では、昔と違うところは何か。本書が描き出しているのは、「多様化」なのだと思う。昔ならフェラーリを持っているのは金持ちだったが、今では年収2、300万円の若者でも購入できる。別荘も安い別荘を買い叩ける時代になった。一方で金持ちも多様化していて、昔の金持ちは、あっても資産数億というイメージがあったが、今では30代で数十億を持つIT長者も珍しくなくなった。「結婚相手は最低年収は1500万、できれば5000万」などというセレブ志向女性に向かって「医者・弁護士・スポーツ選手ぐらいしかいないよ」などと言えない時代になった。 私は1960年代生まれだが、著者同様昔に戻りたいとは思わない。バブル前はライフスタイルが限定されていた感触がある。それはつまり、古きよき日本が終わり、よくも悪くも米国みたいな国になってゆく、ということなのだろう。ただ1点、著者が言うよう、「犯罪以外は何をしても構わない」とは思わない。「自分がされて嫌なことは人にしない」この倫理観だけは維持して欲しい。 ワイドショー的ルポ 「格差社会」をルポ、というと格好よく聞こえるかもしれないけど、読んでみると ワイドショーによくある「豪邸訪問」とか「セレブに密着取材」に近いノリです。 当然この本を買って読む層は超大金持ちでも超貧乏でもない普通の層の人たちだと 思います。なぜ格差が広がっているのか、なぜ格差が固定化しつつあるのか、という掘り下げはありません。そこを知りたいと思う人にはお勧めしません。 |
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