■サマー・オブ・ナイト〈上〉 (扶桑社ミステリー)
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購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: シモンズの代表作、、、だと思う SFから、モダンホラー、ハードボイルドなど様々なジャンルの作品を発表しているシモンズの、割と初期の作品だと思います。 ここまで多ジャンルに渡って活躍している作家も珍しいですね。とても才能に恵まれた作家シモンズですが、個人的にはこの作品が一番のお気に入りです。 誤解を恐れずに一言で表現するならば、”スタンドバイミー”のホラー版みたいな感じです。キングよりも全然おもしろいですけどね。 アメリカの古きよき時代を感じさせる、ある片田舎を舞台にして、町の仲良しグループの少年達が、おそろしい歴史に由来した不可解な事件に巻き込まれていきます。 これだけだと、単なるホラーになってしまうのですが、この作品の特異な点は、全編に渡って子供の視点で、故郷の町という限られた世界を表現している所です。 誰でも経験のある少年時代特有のエピソードや、友情を描くことによって、感情移入の度合いが深まると同時に、読者のどことなく懐かしい郷愁の思いを刺激するのです。 これが単なるホラーで終わらない本作品の”味”となっています。また、物語の核心となるホラー部分の設定も読者心をくすぐります。 何かと影がつきまとい、オカルトでも語られる機会が多い中世イタリアの豪商メディチ家の歴史を、うまくアレンジしながら物語りに取り込んでいます。 シモンズは”殺戮のチェスゲーム”や、本作の頃の方が、他ジャンルで大活躍している現在よりも、おもしろかったと思うのは私だけでしょうか。 スティーヴン・キングの雰囲気が好きな方はどうぞ。 明日から夏休み。少年たちは、目の前に広がる広大な自由の時間を待ち焦がれて、先生たちの最後のお小言を聞いています。誰にも束縛されない時間の始まりです。けれども、この夏は何かが違っていました。この日をもって廃校になる学校。学校の地下に消えていった一人の生徒。終業間際に響く子供の悲鳴。なのに何事もなかったかのように、生徒達を学校から追い出す先生。何かが不気味に始まろうとしていることを敏感に察した6人の子供たちは、その何かに否応無しに巻き込まれていきます。導入部分から一気に集中でき、文章を読んで絵が浮かんできやすい描写で、すいすいと引き込まれていきます。 |
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