■封建制の文明史観 (PHP新書)
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購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: 近代社会の成立の条件に再考を迫る書 戦後日本では評判の悪い「封建制」の意義を再検討する本。 封建制を経験した地域は、日本と西欧など世界のごく一部。そうした国は、共通して元の侵攻を防ぐことに成功した経験をもつ。また、近代産業社会の樹立に成功した地域でもある。封建制は、世に言われている前近代性を表すものではなく、実は、近代産業社会を生み出すための条件を準備する機能を有しているのではないか。そうした主張を行う。 本書の主張は、梅棹忠夫氏の「文明の生態史観」を裏付けるものともいえる。また近年の川勝平太氏、渡辺利夫氏らが展開する海洋国家論を下支えする議論であるとも読める。 近代社会を成立させる条件とは何かということを、封建制という社会制度を通じて考えさせる。非常に啓発的な本である。 さらにいえば、「東アジア」の名の下に日本と半島、大陸諸国を一緒くたにしてしまう昨今の粗雑な左派的言論に対する批判の立脚点を与えてくれる本でもある。 |
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