■円安バブル崩壊―金融緩和政策の大失敗
この商品を買った人は、こんな商品も買っています。
世界経済危機 日本の罪と罰 モノづくり幻想が日本経済をダメにする―変わる世界、変わらない日本 ジェネラルパーパス・テクノロジー―日本の停滞を打破する究極手段 (アスキー新書 70) 戦後日本経済史 (新潮選書) 強い円は日本の国益
【円安バブル崩壊―金融緩和政策の大失敗】を
購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: みずから蒔いた種とはいえ、日本経済の行く末は空恐ろしい。 金融危機をきっかけとして、円高が進んでいる。アメリカがゼロ金利を発表して、87円台にまで進行し、トヨタをはじめとする我が国の主要輸出産業を苦境に陥れている。 本書は「週刊ダイヤモンド」に2007年4月から2008年3月まで連載された「超整理日誌」の記事を、再編集したものであり、いろいろなテーマがちりばめられている。それらの中で秀逸なのは、表題の「円安バブル」論である。 著者の論理展開で、ユニークなのは、アメリカのサブプライムローン問題をきっかけとしてはじまった現在の金融危機は、もとをただせば日本の超低金利政策と、円安誘導政策によって、アメリカのヘッジファンドが安い円資金を大量に調達して運用することにより、拡大していったという点である。 これは、円キャリー取引の推計値とサブプライムローンの残高が1兆ドルとほぼ均衡していることからも裏付けられるという。 今の円高は、日米金利差の縮小と、金融危機により被った損失を穴埋めするために、借りていた円を大量に売ったことによる「円キャリーの巻き戻し」によるものである。 したがって、サブプライム危機を作り出したのは日本の超低金利政策であり、今の危機的な世界経済も、日本が原因と言うことになる。 先日の日銀金融政策決定会合において、日銀はさらに金利を引き下げ、ついに0.1%とした。これからさらに深刻化していくと予想される世界大不況(恐慌)の中での政策の手段は、ほとんどなくなってしまった。みずから蒔いた種とはいえ、日本経済の行く末は空恐ろしい。 円安バブルなんか吹っ飛んでいる 今となっては、円安バブルがどうのこうの、もうどうでもいい話だ。著者も、こんなタイトルにしてしまったことを後悔しているのではないか。現在のアメリカのバブル崩壊に比べたら、バブルに入らないだろうし、崩壊というほど劇的なものは何もなかった。これから円高になるかもしれないが、それはアメリカ経済の崩壊によるものだろう。経済で先を読むのは難しい。 それはともかく、著者の文章は知的刺激にあふれていて、真実であるかはともかく、読んでいていて楽しい。ただ、著者の以前の著作で読んだような内容のものが多い。また、円安バブルに触れているのは、著書の一部で、あとは、年金問題とか、ふるさと納税の問題点だとか、経済に関する、著者の意見があれこれ述べられている。 基本は週刊ダイヤモンド連載記事 まあ、相変わらずの野口節である。本書は、週刊ダイヤモンドの氏の連載が元になっているので、新味はない。 米国でこれほどの事態となったのに、相変わらずの基本米国礼賛論でやや辟易とする部分もある。 看板に偽りあり ひとつひとつのトピックはおもしろく、示唆に富むが、「円安バブル」について述べている部分は、序文と、本文の1割程度であり、為替政策についての本格的な議論を読みたくて買うと、肩透かしを食う。 また、本書の主要部分は著者が自分のWebで公開していて、無料で読める。このことは高く評価されてよいし、頭の良い営業活動だと思う。 しかしながら、著書を金を出して買った人への「ご褒美」が、落語もどきの序文だけというのは寂しい。本ならではのオマケが欲しかった。 日本経済はもう手遅れだと思うが,しぶとく指摘していてすごい 著者は,日本経済のさまざまな問題点について独自の視点で解説している.概ねその主張は傾聴に値すると思われる.輸出型製造業の業績回復は「低金利・円安(間接的補助金)」に過ぎないと言う指摘は特に重いが,当たっているのでしょう.しかし,そうしなかったら何もなかったのかもしれないところが日本経済のつらいところ. 税制についてのけったいな議論を税理論に基づいて論理的に反論しているところは特に役に立った. しかしながら,著者の立場上やむをえないが,立場の論理に過ぎない主張もあると思われるので,読者は私の以下のコメントが妥当かどうか検討しながら読んで欲しい. (1)p.42-44で,サブプライムローン問題により批判された金融商品の意義を航空機技術が受容される過程を例にして正当化しているが,次のように考えてはどうだろう. 飛行機が墜落すると,乗客は死ぬし,パイロットも死ぬ. 投資信託が暴落すると,乗客は大損するが,パイロットは信託報酬を得る. この点が本質的問題を生んでいると思う. (2)航空工学の基礎は簡略すればニュートン力学に尽きるが,金融工学にはそれに対応するものが見当たらない.正規分布は,与えられた確率事象にアプリオリに適用できない.応用を目指す前に基礎理論を確立すべきではないのか? (3)最終節で比較優位原則の有効性を述べているが,その成立条件についての言及がないので困る.成立しない場合のリスクを皆恐れているのだと思う. 以上,エッセイをまとめた著作なので,細かい議論はできなかったのかもしれない.著者にはより紙面に余裕のある場合以上の言いがかりに事実と論理で反論していただけることを期待している. 最後になるが,国も金融の専門家(そもそもいるのか?)も頼りないので,個人は資産運用をしなけらばならないのです.また,金融工学を学習するより著者の税金に関する著作・著述のほうが資産運用にはるかに役立つことを指摘しておきます. |
||||||||||
|
|
||||||||||
| 特定カテゴリ(名探偵コナン・青山作品、他) | 名探偵コナン映画タイトル別 | |||||||||
|
■アマゾン各メニューリンク■ [アマゾン(Amazon.co.jp)について [マーケットプレイス(出品物) [アカウントサービス入り口 |
||||||||||

