■シャーロック・ホームズの冒険―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
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購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: ホームズを読みたいあなたに シャーロック・ホームズと言えば、知らない人はほとんどいないでしょう。 ホームズの訳書はかなり多くありますが、この新訳は、最高の一言です。 全9冊でシリーズ全作を読める上、 日暮さんの訳はとても読みやすく、現代らしい文章でありながらもロンドンの雰囲気も全く損ないません。 巻末の注釈も当時のイギリスの事がよく分かり、情景が目に浮かぶようです。 シャーロッキアンの方はもちろんの事。 ホームズを読みたいけれど、どの本がいいのか分からないという初心者の方もこれを選んでおけば、ほぼ間違いありません。 読みやすさと格調高さを引き換えに・・ 確かに現代語になって読みやすくはなったと思う。しかし、その一方でホームズ独特のあの格調高さといおうか、文章から滲み出るロンドンのあの時代の空気というものも薄まってしまったように感じる。 現代語訳は、やはり現代にこそあっているもので、ホームズの書かれた時代には、それに近い 硬質な古めかしい文体こそが、似合っているように思う。 《名探偵》の代名詞 ◆「赤毛組合」 ▼あらすじ 赤毛の質屋・ウィルスンは、店員の勧めで「赤毛組合」の欠員に応募し、見事合格した。 組合が彼に与えた仕事は、1日4時間、事務所で大英百科事典を筆写することだけ。 しかも、週給4ポンドという法外な報酬だった。 8週間続いたこの仕事は、事務所に残されていた「赤毛組合は解散した」 という声明文とともに終わったのだが……。 ▼感想 序盤において「赤毛組合」という、いかにも怪しげな組織が示された後、 中盤でのホームズの推理・調査、そして終盤の活劇へと繋がっていく メリハリの利いた展開は、まさに短篇のお手本といえます。 ◆「まだらの紐」 ▼あらすじ 2年前、ヘレン・ストーナーの双子の姉は原因不明の死を遂げる。 彼女が死の数日前から聞いていた「低い口笛」とは何なのか。 そして、彼女が最期に遺した言葉「まだらの紐」の意味とは? ▼感想 本作は《ダイイング・メッセージもの》であると同時に、外部からストーナーの 姉の部屋に侵入することが不可能であったことから《密室もの》でもあります。 しかし、義父の部屋に通じる通風孔、鳴らない呼び鈴の引き綱、床板に釘付けたベット……、 といった状況自体が、密室殺人を可能にする「実行犯」の姿を浮き彫りにしているといえるのです。 ◆「技師の親指」 謎めいた男の依頼を受け、行き先も告げられぬままに連れて来られた屋敷で、 悪夢のような出来事に遭い、親指まで失うはめになった水力技師の青年の話。 事件現場の所在地を、青年が乗った馬車の「状態」から 推理してみせるホームズのロジックの冴えに注目です。 ◆「ぶな屋敷」 破格の給料で家庭教師として雇われたハンター。 しかし、彼女は雇い主から「髪を切ってほしい」「こちらの用意する服を着てほしい」 といった奇妙な要求をされて……。 「赤毛組合」「技師の親指」と同パターン。 聡明で行動力のあるヒロインの人物像が印象的です。 分かりやすい!! 外国の小説は訳によって難しかったりするので苦手だったのですが、こちらはそんな事ありません。読みやすくどういう意味?という事もありません。 しかもカバーもおしゃれでいいです。全巻揃えたいです。 時代背景にも理解が深まる良書 「シャーロック・ホームズの冒険」は、子供の頃から訳者の違う数種類のものを 読んだことがあったが、いずれも十年以上前の話。 せっかく新訳が出たのだからと、軽い気持ちで手に取ったのが本書だったのだが、 思いの外楽しい思いをさせていただいた。 時代感を損ねず、現代的になった訳も気持ちが良いが、個人的には注釈が有り難い。 日本では馴染みのない事物や制度が、とても分かりやすくまとめられている。 子供の頃から読書に親しんだ人ならば、必ず一度は手に取った本ではないかと思うのだが、 本書で新たに読み直してみるのも一興ではないだろうか。 少なくとも私の場合は、イギリスの文化や歴史への理解を深める一助になったし、 大好きだったホームズシリーズへの再入門の書として、うってつけのように思われた。 |
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