■戦争論〈下〉 (中公文庫―BIBLIO20世紀)
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購入、もしくは詳細を知っている方など、一般のアマゾン利用者より寄せられた感想。 総合平均おすすめ度: 戦争なんて所詮、政治の道具 ナポレオン強いよ。フリードリッヒ大王も強いよ。 でもね、所詮政治の道具。 持ち上げて落とす。かなり上げられました。滞空期間長いです。 一ヶ月二ヶ月どころではありませんでした。半年?いいえ一年。 一年かけて浮いてました。いや〜落ちてよかった。 このまま浮きっぱなしだったら、泣いてたでしょう。 とにかく、その不安定な浮遊感を楽しめる方は読んでほしいです。 また、防御(下巻第六部)において、国周辺と均衡を保ち、力関係が安定するように、政治力学が働くというあたりは、読んでいて感心させられた。人間本来の姿というのを晒しつつ、その中で国を守るという事は、そういう均衡の中で、形作られた姿だと思うと、世界各国の情勢を、違う視線で見られるのではないでしょうか。 幾何学的な視点からの考察は興味深かった 「理論とは、理性が道に迷わないように、対象の全体を明るく照らし、(中略)事物の相互関係を示し、重要なものとそうでないものを区別すべきもの」。上巻で挫折する人も多いだろうが、そちらを読めた方であればこちらも問題ない。難解で歴史的名著の下巻である。 「戦争とは他の手段を交えて行う政治的関係の継続以外の何ものでもない」「(政治と戦争を切り離せば)戦争は意味も目的もないものとならざるを得ないだろう」。上巻のレビューでも書いたが、大量破壊兵器やハイテク兵器が重要な位置を占める時代においては、この本は軍事関連の解説書としてはもう古い。ただ、戦争の本質に関する部分には普遍的なものがある。 そして、現代の我々にとってこの本を読む意味は、何よりビジネス戦略論に通じる部分がいろいろあるという点だ。特に下巻で特徴的なのは、幾何学的な視点での防御と攻撃に関する検証と論証についてである。非常に綿密に検証されており、軍事的な基礎知識の無い方にはちょっと取っ付きにくいかもしれないが、ここまでのものはなかなか他にはない。 「慎重さが防御者の天性であるがごとく、大胆さと自信が攻撃者の天性でなければならない」「攻撃的要素があってこそ初めてすべての決定的勝利の効果が発揮される」というような基本的な見方については、戦争やビジネスに関わらず、政治やスポーツなどでも共通するものがあるだろう。戦争というもっとも冷酷で理不尽で国を挙げての総力の結集が必要な分野から学べることは、戦争そのものについてのことだけではない。 現代にこそ価値ある「戦争論」 カール・フォン クラウゼヴィッツの「戦争論」は ドイツ陸軍教官メッケル少佐によって日本の士官学校(旧陸軍大学)に伝えられたのは有名な話だ。この理論は現在の戦争でも役に立つ。但し、都市のゲリラ戦に限っての話だが。また実際の戦争だけでなく、現代社会を生き抜く我々にとっても戦争は「例外」ではない。なぜなら今を生き抜くこと「それ自体が戦争」なのだから。特に、あらゆる局面に於いて他人より有利な立場に立ちたいと思う者は必読だ。 |
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